「本気で辞めるつもりだったのに…」
「もう限界。辞めよう」
そう決めて上司に退職の意志を伝えたとき、私は少しホッとした気持ちになっていました。
ところが…
「あと半年だけ頑張れない?」
「あなたが辞めたらみんな困るよ」
「もう少し働いてみたら、気が変わるかもよ」
——そんな言葉を何度も浴びせられ、「本当に辞めていいのかな…」と気持ちが揺らぎはじめたのです。
退職を引き止められてしまう理由
看護師の退職は、職場にとって人手不足の死活問題。
特にあなたが真面目に仕事をこなしてきた人なら、「辞めないでほしい」と思われるのは当然かもしれません。
でもそれは、あなた個人の人生や限界を考慮した言葉ではないことがほとんどです。
引き止められるのは「あなたが必要とされている」からです。けれど、必要とされているからと言って、今の職場で働き続けることが正しいとは限りません。
よくある引き止めの言葉と、心が揺れる理由
- 「辞めたら迷惑がかかるよ」
→ 責任感が強い人ほど、「申し訳ない」と感じてしまう。 - 「もう少し考えた方がいいんじゃない?」
→ 決意が揺らぎ、「私が間違ってるのかな」と不安になる。 - 「今はやめるタイミングじゃない」
→ 自分の都合より職場の都合を優先させようとしてしまう。
でもそれ、本当に「あなたのため」でしょうか?
あなたの人生を決められるのは、あなた自身だけです。
角を立てずに退職の引き止めを断るには?
「波風を立てたくない」「今後も顔を合わせるし…」
そんな気持ちから、強く言えずに悩む方も多いですよね。
そんなあなたの為に、引き止めの断り方の例をいくつか挙げておきます。
退職の引き止めを断る伝え方の例
- 「もう決めたことなので、すみません」
- 「今の状態を続けるのが難しいと判断しました」
- 「家族とも相談して決めたことなので」
- 「次の準備も始めてしまっていて…」
やさしい言葉の中に、しっかりとした意志を込めることがポイントです。
何度も引き止められてしまう人の多くは、「もしかしたら辞めないかも?」と思われていることが原因。
“辞めるのは決定事項”という姿勢を持ちましょう。
それでもしつこく引き止められるなら…
・「退職届は受け取らない」
・「○月までは残って」
・「次の人が決まるまでは…」
——そんな風にしつこく引き止められたり、退職を先延ばしにされる場合は、労働基準法違反の可能性もあります。
退職の自由は、労働者に認められた権利です。
2週間以上前に退職の意思を伝えれば、原則として辞めることができます。
私は「相談」することで心が決まりました
引き止められて悩んでいた私は、無料の転職サポートに「相談だけでもしてみよう」という気持ちで話を聞いてもらいました。
「無理に転職をすすめることはしませんよ」と言われ、少しホッとしたのを覚えています。
担当者は、今の悩みや職場環境を否定せずに受け止めてくれて、自分がどうしたいかを一緒に考えてくれました。
「もう、迷わなくていいんだ」と感じたとき、自然と引き止めにも「NO」と言えるようになったのです。
まとめ:引き止めに負けず、あなたの人生を進めてください
誰かの期待や都合のために、あなたの未来を犠牲にしないでください。
迷って当然。でも、その迷いを超えた先には、自分の時間と心を大切にできる未来がきっとあります。
もし「強く言えない」「辞められないかも」と悩んでいるなら、誰かに話すことから始めてみてください。
※この記事は看護師の実際の相談傾向をもとに構成されたフィクションです。