「私、母親としても、看護師としてもダメかもしれない…」
息子がまだ2歳だった頃。
私は日勤と夜勤を繰り返すシフト勤務の中で、“両立の限界”を感じていました。
出勤前に子どもが泣いてしがみついてきても、振り切って保育園に預ける。
帰宅してもごはんとお風呂でバタバタ。
寝かしつけた後は、職場でのミスや先輩の小言が頭をよぎる。
ふとスマホで「看護師 子育て 両立できない」と検索した自分に、涙がこぼれた夜を、今でも覚えています。
両立できないのは、あなたが弱いからじゃない
まず伝えたいのは、あなたが悪いわけではないということ。
看護師という仕事は、責任も業務量も大きく、“時間で区切れない仕事”が多すぎます。
そこに「子育て」が加わると、仕事と家庭の狭間で心がすり減ってしまうのは当然のこと。
本当に限界だった私に必要だったのは、我慢でも、根性でもなく、「誰かに相談する勇気」でした。
よくある看護師ママの悩み
- 保育園の送迎時間に間に合わない
- 病児保育に預けられず、急な欠勤で職場の空気が冷たい
- 「時短勤務なのに申し訳ない」と常にプレッシャーを感じている
- 夜勤明けで育児・家事に追われ、心身ともに限界
- キャリアを続けたいのに「母親として失格では?」と自分を責めてしまう
どれか一つでも当てはまるなら、あなたはひとりじゃないです。
両立できる職場は、本当にあります
私が転機を迎えたのは、看護師専門の転職アドバイザーに話を聞いてもらったときでした。
最初は、「小さな子どもがいても、働きやすい病院って本当にあるんですか…?」と、少し投げやりな気持ちで聞いてしまったのを覚えています。
でも、担当の方は私の話を最後までさえぎらずに聞いてくれて、「それは本当に大変でしたね」「責めるような職場の空気、つらかったと思います」と、心から寄り添ってくれたんです。
気がつけば私は、自分でも知らないうちに抱えていた不安や後ろめたさを、少しずつ言葉にしていました。
そんな私の現状に対して紹介してくれたのが、保育所付き・日勤のみ・残業ほぼなしという病院や、子育て中の看護師が多数在籍している訪問看護ステーション。
「こんな働き方もあるんですよ」と画面越しに見せられた求人票を見たとき、はじめて“選んでもいいんだ”という気持ちが芽生えた気がしました。
あの瞬間、私は「辞めたい」んじゃなくて、
“ちゃんと子育ても仕事も、大切にできる道を探したかったんだ”と気づいたんです。
子育ては一度きり。キャリアも一度きり。
今の職場で頑張り続けることが正解とは限りません。子どもの笑顔も、自分の笑顔も、どちらも大切にしていいんです。
「もう限界かも…」と思ったそのときこそ、立ち止まっていいサイン。
あなたらしい働き方、子どもとの向き合い方は、きっと見つかります。
※この記事は実在する相談傾向を参考に構成されたフィクションです。